大阪府大阪市住吉区墨江
3丁目23-20 コーポ住吉1階

06-6674-5667

よくある症状(首・腕・肩・手・指)

首・腕・肩・手・指の症状

首の痛みについて

首の痛みは日常でよくみられる症状の一つです。
首の骨は、男性が使うボウリングのボールほどの重さがある頭を支え、動かしたり、回転させたりといった動きを支えています。
それだけに首の骨や筋肉には常に大きな負担がかかっています。

首の痛みの原因

年齢を重ねることによって首の筋肉が弱ったり、運動不足で首をあまり動かさないでいると、首の筋を痛めたり、コリによる痛みを引き起こしたりします。
首の痛みの多くはこのような原因によるものであり、日常の習慣を見直したり、首の筋肉を鍛えることで改善されます。
さらに加齢によって頚椎(けいつい、首の骨のこと)そのものも老化していきます。
頚椎がすり減ったり、クッションとなっている椎間板に変形が生じると、慢性的な痛みやしびれを起こすようになります。
頚椎の中央には、神経幹である脊髄が通り、脊髄から枝分かれした神経が肩や腕などに繋がっております。
そのため頚椎が変形すると、首の痛みだけでなく、肩の痛みや手のしびれ、あるいは足のしびれによる歩行障害まで引き起こすこともあります。

首の痛みの病気

脊髄から分かれた「神経根」(神経の根本)が圧迫されたり、刺激されたりして痛みが起こる疾患(頸椎症性神経根症)や一部の椎間板が本来の位置から飛び出して神経を圧迫し、腰や足に強い痛みやしびれをきたす疾患(頸椎椎間板ヘルニア)などを引き起こすことになります。
このような状態になる前に軽度のうちから整形外科専門医に相談することをお勧めします。

肩の痛みについて

人間の関節の中でもっとも大きく動く関節が肩の関節です。
肩関節は全ての方向に動くようにできています。
肩の構造は3つの関節と腱板、滑液包、靭帯、筋肉からなっています。
加齢や肩をあまり動かさない生活をしていると、柔軟性がなくなり、血行も悪くなり、炎症が生じます。
その結果、ちょっとしたことで肩関節周辺のどこかに損傷が生じ、痛みを感じるようになります。
それが五十肩という病気で痛みの発症の仕組みです。

肩に次のような症状がある場合、お気軽にご相談ください。

  • 肩が痛む
  • 肩の関節が痛む
  • 肩が上がらない。動かない
  • 肩の脱臼
  • ひどい肩こり
  • 肩の違和感 等

肩の痛みを引き起こす主な病気

肩関節周囲炎(五十肩)
日常的に五十肩と呼ばれますが、正式には肩関節周囲炎といいます。
この病気は肩関節が痛み、関節の動きが悪くなって、可動域などの制限が生じてきます。
動かした際の痛みと夜中の痛みが特徴的で、時には眠れないほど痛むこともあります。
肩関節周囲炎は40代〜50代に多く見られ、その症状や病態は様々です。
主な原因は、関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して、肩関節周囲の組織に炎症が起きることとされています。

肩腱板損傷
肩関節の奥のほうにある肩腱板という腱性組織に損傷が生じた状態です。
腱板は棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉の集まりです。
この病気は40歳代以上の男性に多く発症し、そのピークは60代です。
右肩に特に好発することから、肩の使い過ぎが一つの原因であると考えられております。
この病気の症状としては、

  • 肩の運動障害
  • 運動痛
  • 夜間痛

などがあります。

肘の痛みについて

特に転んだなどの怪我もしてないのにもかかわらず、ものが持つ時や握った時に肘の痛みを訴えて、受診される患者さんがおられます。
そのような時には、「上腕骨外側上顆炎」を発症していることが多くあります。
この病気はテニス愛好家に多く発症する病気であるため、「テニス肘」とも言われています。

上腕骨外側上顆炎とは

上腕骨とは肩から肘にかけての骨のことです。
また上腕骨外側上顆とは、上腕骨の肘側の外側にある骨のでっぱった部分を指します。
この出っ張りには、指を伸ばす総指伸筋という筋肉と手関節を伸ばす短橈側手根伸筋という筋肉の根元が合わさってが付着しています。
この付着している部分に炎症が起こって、発症します。

上腕骨外側上顆炎の症状

多くの場合、安静時では痛みはありません。
しかしながら物を掴んで持ち上げる動作やタオルを搾る動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みを伴います。

上腕骨外側上顆炎の治療

炎症を抑える薬の内服や外用にて痛みを緩和します。
またバンドなどで固定することも有効な場合があります。
痛みを取り除くには、局所にステロイドの局所投与が有効です。
ある程度、痛みの消失を認めたら、ストレッチを行い、上腕骨外側上顆に付着する筋腱成分の柔軟性を確保します。

手・指の痛みについて

ひとくちに手の痛みといっても、指やその付け根、手首等、その部位によって原因や病名は様々となります。
多くの手の病気の原因は手を酷使することによるダメージです。
以下によくみられる手の痛みを伴う病気を説明します。
記載の症状に酷似している場合はもちろん、手の周辺に違和感や痛みなどを感じたら、お気軽に当院までご相談ください。

へバーデン結節

指の第1関節が変形し、太くなったり曲がってしまう病気です。
原因はよくわかっていません。
手をよく使う人になりやすい傾向があります。
多くは40歳代以降の女性に発症します。
症状としては、主に人指し指から小指にかけての第1関節が赤く腫れたり、指が曲がったりします。
痛みを伴ったり、透き通った水ぶくれのようなものが生じたりすることもあります。
第1関節の動きも悪くなり、痛みのために強く握ることが困難になります。

母指CM関節症

母指、つまり親指のつけ根の関節に生じた変形性関節症で、親指に力を入れる動作をすると、親指の付け根付近の手首が痛みます。
進行すると膨らんできて、親指が開きにくくなります。
この関節は大きな動きをする関節ですので、使い過ぎが生じやすく、また老化に伴って関節の軟骨の摩耗が起こり、進行すると関節が腫れ、亜脱臼してきて親指が変形します。

ばね指

指の付け根の下の方に痛みがあったり、指が曲がったまま戻りにくくなったりします。
特に女性に起こりやすく、仕事などで手をよく使う人に発症しやすい病気です。
原因は腱鞘炎を繰り返すことです。
指を動かすためには腱が筋肉の動きを骨に伝えています。
腱は腱鞘と呼ばれるサヤに包まれていますが、この腱鞘が炎症を起こして肥大すると、腱が引っ掛かってしまい、痛みを起こしたり、指がスムーズに動かなくなったりします。
ばね指は主に親指や薬指、中指などに発症します。
症状が痛みだけであれば注射療法を行い、それでも治らなければ手術を検討します。

手根管症候群

手には親指から薬指までの感覚を支配する正中神経が通っています。
手関節の部分でこの神経を覆っているトンネルが手根管です。
手根管症候群は、正中神経が何らかの理由で手根管に圧迫されることで起こります。症状としては手のしびれやチクチクとした痛み、それ以外に物をつかみにくくなることもあります。
なかには手のひらの親指の付け根部分の丸みが減っていく場合もあります。
原因は不明ですが、女性や手をよく使う人に起こりやすい傾向があります。

舟状骨骨折

手首の関節にある8つの手根骨の1つである舟状骨が骨折した状態で、スポーツや交通事故などで手の甲側に手首を曲げて手を強くついた時に発症します。
急性期では手首の親指側が腫れ、強い痛みが伴います。

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

手首の親指側にある腱鞘と、そこを通っている腱に炎症が起こって発症する病気です。
腱鞘の部分で腱の動きがスムーズさを失い、手首の親指側が痛み、腫れます。
親指を広げたり、動かしたりすると強い痛みを伴います。
原因は親指の使い過ぎによって、腱の表面が傷んだりして、それが刺激を与えて、さらに悪化する悪循環で生じているものと考えられています。

院長

森田 光明

取得資格

医学博士
日本整形外科学会専門医
日本小児整形外科学会認定医
日本整形外科学会認定リウマチ医

診療科目

整形外科・小児整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

電話

06-6674-5667

所在地

〒558-0043
大阪府大阪市住吉区墨江3丁目23-20
コーポ住吉1階

最寄り駅

阪堺電気軌道阪堺線「細井川駅」徒歩2分
南海本線「住吉大社駅」徒歩7分
南海高野線「沢ノ町駅」徒歩10分
大阪シティバス 4号系統 安立1丁目
※降りてすぐです

駐車場

駐車場 5台完備(うち軽自動車専用 2台)

診療時間

日祝
9:00~12:00
15:00~18:00

休診:木曜午後、土曜午後、日祝日

イラストマップ